【ADHD、自閉スペクトラム症】子供の注意力チェックテスト【解説付】

   

子供の注意力チェックリスト

以下の質問項目において、最も当てはまると思うものを①~④の中から選んでください。

(全部で10問あります)

  1. 注意がすぐにそれてしまい、人の話や課題に集中できない
    ①よくある ②ときどき
    ③たまに ④めったに

  2. 単調な話やつまらない場面では、すぐに眠くなったりボンヤリする
    ①よくある ②ときどき
    ③たまに ④めったに

  3. 込み入った複雑な課題は苦手である
    ①とても ②どちらかと言うと
    ③あまり ④まったく

  4. 忘れ物をしたり物をなくしたりする
    ①よくある ②ときどき
    ③たまに ④めったに

  5. 物事を丁寧にすることが苦手で、乱雑になりやすい
    ①よくある ②ときどき
    ③たまに ④めったに

  6. 騒がしいところでは、集中できにくく話が聞き取りにくい
    ①とても ②かなり
    ③いくぶん ④あまり

  7. 探し物が苦手で、ミスを確認しても見落としてしまう
    ①よくある ②ときどき
    ③たまに ④めったに

  8. 自分のことに熱中すると、声をかけられても気づかないことがある
    ①よくある ②ときどき
    ③たまに ④めったに

  9. 他のことをやりだすと、時間や約束を忘れてしまう
    ①よくある ②ときどき
    ③たまに ④めったに

  10. 1つのことに注意が向くと、他の作業が止まってしまう
    ①よくある ②ときどき
    ③たまに ④めったに

お疲れさまでした(*^_^*)

注意力には4種類ある

注意力には4つの種類があります。

①注意の持続(質問項目1~5に該当)

②選択的注意(質問項目6, 7に該当)

③注意の転換(質問項目8, 9に該当)

④注意の分配(質問項目10に該当)

漢字が多くて分かりにくいですね…(笑)


それぞれの質問項目で、①の回答が多かったものは、子供がその傾向を持っている可能性が高いということになります。


ちなみに、先に結論として

ADHDの子供に特徴的に見られるのは、

①注意の持続の困難

です。


自閉スペクトラム症の子供には、

②選択的注意
③注意の転換
④注意の分配

に困難が見られやすいです。

それでは、診断結果の解説をしていきます。

診断結果の見方の解説

質問項目1~5:注意の持続力

質問項目1~5は、注意の持続力に関する項目です。

注意力が低い子供の問題として最も多いのが、この注意の持続に関するものです。


すぐ他のことに注意がそれてしまい、

  • 人の話を長く聞いていられない

  • 勉強に集中できずに効率が下がる

などの問題が出てきます。


すぐに他のことに目移りしてしまうので宿題がなかなか進まないという点も見られます。


物事に丁寧に取り組めないので、

  • コップの水をこぼしたり

  • お皿や物を落としてしたり

  • 物を置いたら置きっぱなし

ということもしばしばあります。

質問項目6、7:選択的注意

質問項目6、7は選択的注意に関する項目です。


選択的注意とは
関係のある情報にだけ注意を意識的に向けること


これが弱い子供は、例えば、

  • 雑音の多い環境では集中できにくい

  • 他の子供よりも強い疲労感を感じやすい

という傾向があります。


また、探し物が苦手ということもあります。


関係のある情報にだけ注意を意識的に向けることが苦手なので、無関係なものに注意が奪われやすくなります。

そして効率よく、「今探しているもの」を見つけ出せません


先ほど結論としてすでに書きましたが、選択的注意は自閉スペクトラム症で見られやすいです。

質問項目8、9:注意の転換や過集中

続いて、質問項目8、9は注意の転換や過集中に関するものです。


注意の転換とは
注意の対象を切り替える働きのこと


過集中とは
過度に集中すること


  • 何かやりだすと止められなくなる

  • 1つの考えから抜け出せなくなる

ということがよく起こります。


注意の転換が難しい子供では視野が狭くなって過集中してしまうので、目の前でいつもと違うことが起きていても全く気づかないことがあります。


まさに「木を見て森を見ず」と言った感じで、あまり重要でないことにエネルギーや時間をかけすぎてしまいます。


発達の課題を抱えている子供に限らず、

  • うつ症状や不安が強い

  • ネガティブな考え方を持っている状態

という場合は大人でも、他のことに注意の切り替えができなくなっていることがあります。

質問項目10:注意の分配や同時処理

最後に、質問項目10は注意の分配や同時処理に関するものです。


注意の分配とは
同時に複数のことに注意を向けながら行うこと


これが弱い子供は、1つの作業をする時に比べて、同時に2つの作業をすると一気に能率が下がってしまいます。


自閉スペクトラム症に伴いやすい過集中は、注意の転換と注意の分配の困難が関係しています。

さいごに

このチェックリストは、あくまでも「注意力」という点から見て、どのような発達障害の傾向が強いのかを測るものです。

診断結果は目安としてお使いください。

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