完璧主義から抜け出す方法

どうやったら完璧主義から抜け出せるのか分からないという方へ。

仕事や育児で知らず知らずのうちに頑張りすぎて、ある日限界が来て大きなミスをしてしまう。

何か新しいことを始めても、自分の理想通りにならず自暴自棄になって辞めてしまう。

ついでに、どういう人との関わりを避けたらいいか、何かアドバイスがあれば知りたい。 

と考えていませんか?

どうやったら完璧主義から抜け出せるのか

目標を細かいステップに分ける

目標を細かいステップに分けて成功体験を増やしましょう。

小さな成功体験の積み重ねが、やがて大きな目標達成につながります。

完璧主義の人は初めから目標設定が高すぎることがあります。

そして現状と理想のギャップに落ち込んで最後まで成し遂げることができないのです。


100%間違いなく達成できるような小さな目標にすることがポイントです。

例えば、

今月中にこの本を半分読む

週に1回15分のジョギングに行く

子供が学校から帰ってくるまでに家事を終わらせる

など。


こういう言い方をすると、

「今月は仕事が忙しくて本を半分読むという目標を達成できなかった」

という方がいます。

この場合、

「もっと効率よく仕事を終わらせられてれば…」

とできなかったことの粗探しはしないでください。

目を向けるべきことは、「実際に本を読み始めた」ということです。

うまくいったことを再現し、次につなげて強化していくことが大事です。

そのためには、小さなことでも構わないので何か行動を起こすたびに

成功体験を得られるような目標設定の仕方が重要になります。


昨日までほとんど本を読む習慣がなかった人が、

1週間で1冊本を読むという目標を立てるのは少し非現実的です。

1日3ページでもいいから本を開いて読む習慣をつける。

→それが10回、20回と定期的に繰り返しできるようになってくると

「昨日に続いて今日も3ページ読むっていう目標達成できた!」と自信がついてきます。


同様に、今まで英語を勉強したことなかった人がいきなり海外のドラマを

吹き替え・字幕なしで観ようとしても何を言ってるか理解できないでしょう。

まずは本屋に行って参考書を買ったり、インターネットで英語の文法や単語を調べて勉強する。

→字幕ありで海外ドラマを見る

と段階を踏んでいく必要があります。


そして小さな目標が達成できたら心の中で

「私できるじゃん!」「俺すごいな!」と褒めましょう。

相手の評価を気にしない

相手の評価を気にしないようにしましょう。

相手のルールに従って物事が進むことが良いことで、

ルールから外れることは認められないという考え方に陥ってしまう可能性があります。


「上司のルールを一方的に押し付けられて、自分の意見には耳を傾けてくれない。」

「上司がルールそのものであり常に顔色を見て合わせ、認められようと必死に頑張っている。」

という方がいます。

相手が自分をどう評価するかということに自分の存在価値が左右されてはなりません。

完璧主義になってしまうときというのは、その作業の目的が曖昧でぼやけているときです。

そして中途半端な部分を埋めたいという欲求が働いて完璧主義になります。


相手の評価が自分の全ての物差しになると、

一つが崩れると何もかもがダメになったように思ってしまいます。

相手の評価は気にしないように心がけましょう。

自分を責めない

物事が思い通りに進まなくて目標が達成できなくても、自分を責めないようにしましょう。

自分を追い込んでまで頑張ったところで、相手に「あの人は何でもやる人だから」と

思われてむしろ都合よく扱われる可能性があります。


自分を責めているときは問題点を改善したり成長したりすることへ意識が行かなくなっています。

自分の限界を知ることも大事です。

「自分はどこまで頑張れるか」その限界を知って超えないようにしてください。

特に心身ともに悲鳴をあげているときや、小さなミスが立て続けに起きたときは

遠慮せずに心身を休めることに専念してください。

自分を責める前に、「最近我慢してばかりいないか?」をチェックしてみましょう。

もしそうであれば、できない自分を責めるのではなく、

それを身近にいる人に伝える努力をすることも大切です。

言わないと相手は気づかないので今後もずっと自分ばかりが我慢し続けることになるからです。


自分を責めたくなったら、今まで自分が成し遂げてきたことを思い返すようにしましょう。

「半年前はこの仕事のやり方が分からなくて頭を抱えていたのに、

今では一人前にできるようになった」

「海外ドラマを観て英語が前より聞き取れるようになってきた」

と、できない自分とできる誰かを比べるのではなく、

過去の自分と現在の自分を比べてください。

なので物事がうまくいかなくても自分を責めないようにしましょう。

完璧主義に苦しんでいるときに距離をおいた方がいい人

支配的な人

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支配的な人とは距離を置きましょう。

支配的な人とは本来支配する必要のない場面でも相手を支配しようとします。

「間違ったことをするから叱って注意するのであって、そうしなければもっと悪いことが起こる」

という思い込みを持っています。


支配的な人の元で働いたり、そういう親の元で育った場合、

ルールや決められた枠内にはめ込まれて言う通りに動くことに慣れてしまい、

責任を避けるようになります。

自己表現よりも、「上司に怒られないように…失敗しないように…」と

支配者の意向に沿うように意思決定をすることが当たり前になります。

そして自分からチャレンジする機会もなく、ルールに達しているかと言う判断だけで

責められきたので嫌でもその行動パターンが定着してしまい、

新たに役割や責任に縛られることに臆病になっていきます。

これが支配的な人の元にいることのデメリットです。


支配しようとしてくる人は、

相手に期待しているのではなく相手を「自分のもの」として考えています。

他人から与えられるものにすがりついて期待する人生は、

コントロールされて支配される人生になります。

自分の頭で考えて自分の欲しい環境を作り出す努力をしましょう。

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自分を受け入れてくれない人

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自分を受け入れてくれない人とは距離を置きましょう。

自分の気持ちを受け入れてくれない人と一緒にいると、

「誰も私の気持ちになんか興味ないんだ」と思うようになります。


・テストでいい成績を取らないと話を聞いてくれない親

・仕事が忙しくてなかなか会えないと言っても理解を示してくれない恋人

など、あなたの周りにいませんか?

「テストで毎回いい点数を取る」とか「仕事が忙しくても恋人を優先する」ということが

自分の物差しになると、自分をさりげなくさらけ出すことができなくなります。

自分の気持ちをあまり聞いてもらえないことが続くと「自分はつまらない存在だ」

と感じるようになります。

そしてその思い込みのせいで人と接するとき過度に気を遣うようになり、

自分のことは何も話せなくなるという状況に陥ることがよくあります。


本来、親や恋人などの身近な人は

「何をしてあげられるか」よりも「邪魔をしない」という協力の仕方の方が大事なのです。

・テストで悪い点数を取っても「よく頑張ったね。いい調子だね。」と寄り添う

・恋人の仕事を邪魔しないように会えなくても我慢をする

などです。

自分が何か大きな決断をしようとしているとき、色々横からアドバイスをしてくるような人よりも

変化しようとする覚悟をそのまま受け入れてくれるような人と一緒にいるようにしましょう。

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根掘り葉掘り質問してくる人

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根掘り葉掘り質問してくる人とは距離を置きましょう。

計画通りに物事が進まなかったり自分の思う通りの結果が得られなくて落ち込んでいると、

心配して励まそうとして色々と質問をしてくる人がいます。

自分が今一番話したくないことを聞いてくることもあります。


仕事のことで悩んでるときに「会社はどう?仕事順調?」とか、

恋人との関係に悩んでいるときに「〇〇さんとは最近どう?うまくいってる?」のように

聞いてこられると、傷口に塩をすり込まれるような気分になります。

今触れられたくないことをずけずけと聞かれても助けになるどころか、余計落ち込みます。

そういうことをいきなり聞いてくる人に、気持ちを開こうという気にはなりにくいです。

傷ついてるのに責められたり、問い詰められたり、考えたくないことを考えさせられたりすると

「自分の居場所はどこにもない…」と自分をどんどん追い込むことになります。


自分が何かに悩んでいることを知っていても、

あえて他愛のない話をしてくれるような人と過ごすようにしましょう。

自分は当たり前だと思っていることが、相手にとってはとても苦痛になっているということを

きちんと理解できる人を周りにおいた方がよいです。

まとめ

完璧さにこだわりすぎているときは、本来どうでもいい細かなことに注意が向いています。

そうではなくて全体を見れるような余裕を持てるようになりましょう。

もしくは完璧でなくてもいいんだ、と安心して思える環境に身を置くことも大事です。

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