話すのが苦手な人は【自分のペースに持っていこう】

話すのが苦手で緊張して頭が真っ白になってしまう。上手くなるコツが知りたい!

話すことは好きなんだけど、内容が相手に上手く伝わらなくて悩んでいる…

とお悩みの方向けの記事です。

どうやったら話すのが上手くなるのか

相手とテンションを合わせる

話をしている相手とテンションを合わせましょう。

なぜなら、人は自分の気持ちを共有してもらうことに喜びを感じるからです。


✔︎1対1で話をする場合

・相手のテンションが高いとき
あなたも相手に合わせて元気に振る舞う

・相手に嫌なことがあって不機嫌だったり落ち込んでいるとき
気持ちに寄り添って共感を示して同じテンションに保つ

※決して「どうしたんですか!?〇〇さんらしくないですね!元気出してくださいよ!」と、相手のテンションを無理やり上げようとしないようにしましょう。


✔︎大勢の人の前で話をする場合

この場合は1人1人の聴衆のテンションに合わせることは難しいです。

その代わり、話の合間に「私たち」や「あなた」という言葉を使いましょう。

「私たち」という言葉は聴衆と同じ目線・同じ仲間であることを伝えることができ、「あなた」という言葉は自分とその誰かの2人の空間を作り出すことができます。

こうすることで自分と相手のペースが合うようになって落ち着いて会話をすることができるようになります。


相手があなたの話をちゃんと聞いてくれる



理解してくれているのだ、と安心して話を続けられる



会話が弾んで親近感が強くなる



お互いによい印象を持つようになる

といういい循環になっていきます。

事前に調べて準備する

聞きたいことを事前に調べて準備しておきましょう。

なぜなら、頭の中が整理されて過度の不安や緊張にかられることを防ぐことができるからです。


特定の話題についてあらかじめ調べて準備をしておくと、相手より少し知識が増えて、かつその話題について「よく知っている人」になることができます。

なので何を聞かれてもまともな返答ができるようになります。

少なくとも周りからは「まともな意見」を述べているように聞こえます。


相手が1人であっても多数であっても、事前に準備することは大事です。

準備をするということは自分のやることに責任を持ち、決断をするということです。


例えば、プレゼンをする場合。

「こういう質問をされたらこう答える」
「こういう話を持ち出されたらすぐに乗っかる」

と、あらかじめ決めておくということです。

そしてチャンスがいつ来てもいいようにすることです。


また、家で練習するのもいいでしょう。

疑問に思うところを書き出して言語化することで、自分の理解しきれていない部分がより明確になります。

「明日のプレゼン成功するかな…」「想定外の質問されたらどうしよう…」と悩む時間があったら、その時間を「事前準備」のために使いましょう。

ゆっくり話し、完璧を目指さない

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ゆっくりと話すことを心がけましょう。

なぜなら、早口で話すと不安そうに見え、相手も不安にさせるからです。


自信がないときや緊張しているときは呼吸が荒くなって早口になりがちです。

そういうときこそ1回深呼吸を挟んでから話し始めるようにしましょう。

また、質問を受けたときも焦って答えようとするのではなく、一呼吸おいてから答えるとよいでしょう。


緊張して話し方が早くなって自分でも何を言っているのか分からなくなる



聞いている方はもっと分からなくなって話に飽きて聞かなくなる



さらに焦って不安になって予定通りにうまく話せなくなる

という悪循環に陥るのを防ぐことができます。


人前で話すときに極度に緊張してしまう人は完璧にこなそうと考えていることが多いです。

しかし人と話すということは、勉強や仕事と違って「こう答えたら正解」「こういう言い方をする方が正しい」というものは存在しません

答えのないものに完璧主義になっても意味はありません。


また、緊張は伝染します。

あなたが緊張していると聞いている方も必ず緊張してきます。

これは、個人の性格の問題ではなく人の脳の問題であると言われています。

”脳の中には「ミラーニューロン」という「人の行動をまねする」神経細胞があります。
「ミラーニューロン」は他人の動作を見ているとき、脳の中で自動的にその他人のまねをする、ということがわかっています。
緊張している人のそばにいるだけで緊張がうつってしまうというのは、脳が自動的に相手のまねをしてしまって、緊張してしまうからなのです。”

— 「いつも誰かに振り回される」が一瞬で変わる方法 / 大嶋信頼

こういうことを書くと、 「脳の話…?ちょっと難しくてよく分からない…」という人がいるかもしれません。


簡単に言うと、あなたが仮に嘘でも

「今日のプレゼンには自信がある!

前日にあんなにたくさん練習したし、知識も調べたし色々な質問が来ても答えられるだろう。

ここまで頑張ったのだから大丈夫!」

と自信のある態度で話をすれば、相手もそれを感じ取ってしっかりと話を聞いてくれるようになる、ということです。

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参考著書

話しをする際にセットでやるべきこと

相手がどう思うかを憶測しない

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相手がどう思っているかを憶測しないようにしましょう。

なぜなら、本人に聞かない限り相手が何を思っているかは誰にも分からないからです。


憶測が増えると「これ言いたいんだけど言えない…」「なんて言っていいか分からない。」という状況に陥りやすくなります。

すると、あなたは自然と口数が減っていって会話が弾まなくなります。

相手の口数も少なくなって相手からの情報が来なくなるので、もっと不安になって何も言えなくなっていきます


「こんなこと言ったらどう思われるかな?」「こんな返答をしたら変だと思われるかな?」と恐れて自分を出さないでいると、相手から好意を抱いてもらう以前に印象にすら残らなくなります。

嫌われる覚悟を持って自分を出すと、結果的にあなたに興味のある人、あなたが興味のある人しか寄ってこなくなります。

あなたが弱点・短所と思っているところを許容できる人こそが長期的にいい関係を築いていける相手です。


しかし「相手がとう思うかを憶測しない」は「相手の気持ちを考えなくていい」とは違うということを忘れないでください。


会話を進めていく中で、

・相手が話についてこれているか?

・話の内容を理解できているか?

の確認はその都度行うようにしましょう。

こうすることで誤解を招くことや話が噛み合わなくなることが少なくなります。

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自分で自分の機嫌をとる

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自分の機嫌はいつも自分で取れるようになりましょう。

なぜなら、他人の言動や行動に振り回されてその度に「最高」と「最悪」を行き来していては、自分の人生を棒にふることになるからです。

どんな状況でも焦ったり緊張したりせずに楽しめる人は、自分を楽しい気分にさせるのがうまいです。


これは「緊張を感じるな」と言っているのではなく、自分のご機嫌スイッチは常に自分が握れるようになりましょうということです。

たとえ機嫌が悪かったとしても相手に気づかれないように自然に振る舞うことが大事です。


馴れ馴れしい人と親しみやすい人の違い

馴れ馴れしい人とは、相手のプライバシーにズカズカと入ってくる人

親しみやすい人とは、自ら「自分はこんな人です」と情報開示をし心を開いてくれる人

自分が機嫌が悪くても、他人に機嫌を取ってもらおうと期待してはいけません。


例えば

「頑張って作ったプレゼンの資料を上司に見せたら、『あ、できた?』の一言だけ。
労いの言葉もないの?!褒めてくれたっていいのに!」

などです。


「次はいつ誰が私のことを褒めてくれるかな?」と待っていてもそれはいつになるかは分かりません。

なぜなら他人はコントロールできないからです。

他人の言動や行動に一喜一憂するのはエネルギーの無駄です。


「上司が褒めて認めてくれるから、自分のプレゼンの資料はいい出来」ではなく、「自分がいい出来だと認めているからプレゼンの資料はいい出来だ」ということです。

自分が楽しくなったり落ち込んだりするタイミングを相手の発言や行いに委ねないようにしましょう。

さいごに

話をする上で大切なのは熱意と関心です。

自分の思っていることをうまく伝えられないとコンプレックスに感じていても、何度も経験を重ねることで慣れていきます。

相手を自分のペースに持っていきましょう。


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