悪口を聞かされたら【独り言とインタビュー】でスルーしよう

他人の悪口ばかり言う先輩社員に困っている。うまいかわし方があったら知りたい!

友人に悪口を聞かされることがあるけど、どうやって対応すればいいのか分からない…

とお悩みの方向けの記事です。

悪口を言われたとき、どう対応すべきか

聞こえないふりをする

悪口を言われても聞こえないふりをしましょう。

なぜなら、こうすることで相手は「この人に悪口を言っても通用しない」と思ってそれ以上のことはしなくなるからです。


例えば、「友人から悪口を聞かされて困っている」という場合。

1. 悪口自体には反応しない

2. 別の話を始める

例:「そういえば、昨日テレビでおいしそうなレストラン見つけたんだけど今度行ってみない?」

悪口というのは言っている方は不満をぶつけてスッキリするかもしれませんが、それを聞かされている方はモヤモヤが溜まっていい気分ではありません

また、ネガティブな感情は伝染すると言われています。

悪口を言っていないあなたまで嫌な気持ちになり、悪口の対象になっていた人に対して苦手意識を抱くようになってしまうということも起こります。


ポイント

聞こえないふりをするときは、そのあとに話す話題をあらかじめ用意しておこう!


昨日テレビで美味しいレストランの特集を見たならば、その店の名前や場所、オススメのメニューなども調べておくとよいです。

「友達の悪口を聞かされて困っている」という悩みを抱えている場合、どの友達がいつも悪口を言うのかというのは大体見当がつくはずです。

その友達と会う予定が決まったら、会う前日に話すことをざっくりと決めておきましょう。

遮らないで最後まで聞く

状況や相手によっては、遮らないで最後まで話を聞くことも大切です。

なぜなら、相手をより不機嫌にさせてしまうからです。


例えば、「他人の悪口ばかり言う先輩社員に困っている」という場合。

仕事で分からないことがあったら教えてもらったり普段からよくしてもらっているから、聞こえないふりはさすがにできない…という人もいると思います。


そういうときは

1. 相手の話に耳を傾けて余計な口は挟まずに最後まで話を聞く

2. 相手が話し終わったら、一呼吸おいて自分の意見を述べる

こうすることで先輩社員は「この人は私を受け入れてくれる」と思ってあなたに心を開いてくれます。

途中で話を遮ってしまうと相手は強いストレスを感じることになるので気をつけてください。


自分の意見を述べる際のポイント

1. 先輩社員に便乗して、その人の悪口を言わないこと

2. 先輩社員の気持ちに共感を示して寄り添うこと


まずは「1. 先輩社員に便乗して、その人の悪口を言わないこと」についてです。

悪口を言う人は、周りに言いふらすことで自分に同意して味方してくれる人を探しています。

しかしそこで軽い気持ちで「私もそう思ってました〜。」などと便乗してしまうと、あなたまで「悪口を言う側の人間」と周りからみなされてしまいます。

そしてそれは回り回って自分への悪口となって返ってくることになるので注意しましょう。


次は「2. 先輩社員の気持ちに共感を示して寄り添うこと」についてです。

例えば先輩社員が「〇〇さんはすぐに自分のミスを他人になすりつけようとしてムカつく。」という悪口を言ってきたならば、あなたは「確かにそれはイライラしますよね〜。」と答えましょう。

あくまで先輩社員が「どう感じたのか」の部分にだけ触れて、「私はあなたの気持ちを理解してますよ」ということを示すことが大事です。

ポジティブな独り言を呟く

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悪口を聞かされているとき、ポジティブな独り言を頭の中で呟いてみましょう。

なぜなら、悪口を聞かされても動じないメンタルを作る/span>ことが大事だからです。


他人の気持ちはコントロールできません。

「あなたの悪口を聞くのにうんざりしているので、やめてもらえませんか?」といったことを本人に直接伝えることは難しいですし、あまり現実的ではありません。


その代わりに、あなたの「悪口を言ってくる先輩社員」「悪口を言ってくる友達」に対する考え方を変えてみましょう。


例えば、

・朝起きて会社に行く前、「今日もいいことがありそうだな〜!」と声に出して3回言う

・会社に着いたら、「今日は先輩社員と一緒にランチに行く予定があるんだった!楽しみだな〜何かいいことが起こりそうだな。」と頭の中で3回唱える

人は物事が自分の思い通りにいかなかったとき、自分がやったことは無駄だったと考える傾向があります。


今回の場合だと、

物事が思い通りにいかなかった=先輩社員の悪口を延々と聞かされる

自分がやったことは無駄だった=自分の時間が無駄に消費された

です。

この考え方が癖になると、どんどんネガティブになり相手に悪い印象を持ち始めます


「また悪口言ってるよ…うるさいなぁ…」という思いが浮かんできたら、こういう独り言を頭の中で呟きましょう。

「でも、これで何か得られることがあるかな?
まぁ、悪口を言っているとき以外の先輩は困ったことがあったら助けてくれる頼り甲斐のある人だしなぁ。
じゃあやっぱ悪口を聞くだけなら、そんなに大した被害はないかな?」


綺麗事に聞こえるかもしれません。

しかし「悪口を聞かされてイライラしている!」「悪口を言ってくる人をどうにかしたい!」と頭の中で思っていても、突然相手が態度を変えるということはまずあり得ません

まずは自分が変わるところから始めましょう。

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参考著書

悪口を言われた際にセットでやるべきこと

相手を敵だと考えない

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悪口を言ってくる相手を敵だと考えないようにしましょう。

なぜなら、それはあなたの勝手なイメージである可能性があるからです。


悪口を言ってくる先輩社員や友達の「聞き役」に徹していると、だんだんと

「この人はいつか私の悪口を言うようになるんじゃないか?」

「〇〇さんはいつも他人の悪口を言っていて聞いていてうんざりする。苦手だなぁ。」

と考えてしまうことがあります。


敵というのは排除する発想から来ています。

特に、会社などの固定的で閉鎖的な場所での人付き合いにおいて、この考え方を持っていいことは何一つありません。


自分の中でいったん相手を敵とみなして否定してしまうと、それが態度や言葉遣いにも出るようになります。

そしてそれはやがて相手に気づかれ「この人は自分の敵だ」と認識されてしまいます。


相手を敵だと考える代わりに、自分の味方を探してみるとよいでしょう。

ここでの味方とは、「悪口を言っている先輩社員や友達を、自分と同じように嫌っている味方」ではありません。


・同じ趣味

・好きな服のブランドや芸能人が似ている

・仕事に対する意欲が同じくらいある(スキルアップを目指しているなど)

このようなポジティブな面での味方を探すようにしましょう。


ネガティブな共通点でつながった仲間は、やがてただの馴れ合いになります。

お互いに嫌なことを言い合いだけの関係性になってしまいます。

なので相手を敵だと考えないようにして、自分の味方を増やすことに集中しましょう。

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相手を褒めてプライドを満たす

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悪口を言ってくる相手の内面を褒めて、プライドを満たしてあげましょう。

なぜなら、悪口を言う人は強い劣等感や嫉妬を抱いているからです。


「〇〇さんって実はこういう弱点を持ってるらしいよ〜」と周りに言うことで、自分に「だから私は劣等感を感じなくてもいいんだ」と言い聞かせています。

劣等感が強いということは、それだけプライドが傷ついているということです。

なので相手を褒めることでそのプライドを満たしてあげることが大切です。


例えば、

「先輩っていつも私が困っているときに的確なアドバイスをくれて、すごく親切ですよね!」

「前から思ってたけど、〇〇ちゃんって服のセンスがいいよね!」

など内面を褒めるようにしましょう。

人は自分のことを褒めてくれる人のことを肯定的にとらえる傾向があります。


しかしこういうことを書くと、「今まであまり褒めたことがないのに突然褒めて相手から変なふうに思われたら嫌だな…」と思う人もいるかもしれません。

そういう場合は、相手が自分のために何かをしてくれたり何か話をしてくれたときに

「そうだったんですか?知りませんでした。教えてくれてありがとうございます!」

と一言プラスの言葉をかけてみましょう。


あなたと話したことで相手はいい気分になり、あなたへいい印象を持ちます。

結果的に相手があなたに悪口を言ってくることも減ってくるでしょう。

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相手にインタビューをする

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相手にインタビュー(質問)をしてみましょう。

こうすることで、悪口を言っている本人に「あなたが本当に今大事にすべきことは何なのか?」を気づかせてあげることができるからです。

相手が悪口を言い始めたら、聞こえないふりをするか、話を遮らないで最後まで聞きます。


そうしたらそのあと

「先輩はいつも〇〇さんの悪口を言っていて随分と詳しく〇〇さんのことを知っているみたいですけど、本当のところどう思っているんですか?」

「先輩って結局のところ、〇〇さんとの問題をどう考えているんですか?」

と聞いてみましょう。


相手は自然とその理由を自分で考えるようになります。

こうすることで「実は悪口を言っても意味がないんだ」という自覚を相手に持たせることができます。

結果的にあなたに悪口を言ってくることも減るでしょう。

さいごに

悪口を言われたときは、たとえ会話に参加せずに聞いているだけでも嫌な気分になります。

独り言やインタビューなどのテクニックを使って上手にスルーしましょう。

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