気力がないときの過ごし方【実体験を基に説明】

時間にも体力にも余裕があるのに頑張れない。どうしても頑張れないときはどうすればいいのだろう?

今の人生にやりがいを見失って、気力が湧かない。現実に耐えられなくてしんどい…

とお悩みの方向けの記事です。

気力がないときはどうやって過ごしたらいいのか

相手の心を深読みしない

相手の心を深読みしないようにしましょう。

なぜなら、相手の気持ちを憶測しすぎて疲れきってしまっている場合があるからです。


相手の心はある程度は読めた方がいいことは事実です。

例えば、恋人と口論になったとき、彼に「もういいよ。好きにすれば?」と言われて、「本当に?ありがとう!助かったよ〜!」と笑顔で答えてしまっていては、相手の心が全く読めていないことになります。


しかしここでの意味は、相手の考えていること(=正解の存在しないこと)にエネルギーを使いすぎるのはやめた方がいいということです。


「会社の上司は私のことをどう評価して、ああいう発言をしたんだろう?」

「〇〇ちゃんは本当に私のこと友達だと思ってくれているのかな?」

など、いくら考えても答えを見つけられないようなことで悩んでしまう人がいます。


家に帰ってきて一人で「あれってどういうつもりだったんだろう…」と考え始めます。

話し相手がいないので自分と話します。

「最近こういうこと多いんだよなぁ…私の性格がいけないのかな?
でもこの間は会話が弾んでうまくいってたんだけどなぁ…でもそれもかなり不定期だしなぁ…」

と考え出してうつっぽくなっていっていきます。


そもそも相手が本当に何を考えて思っているかは本人に直接聞き出して確認しない限り、分かりません。

あなたが一人で勝手に憶測を広げて勝手にうつっぽくなってしまっては、必要もないのに自分で自分の首を絞めていることになります。


家に帰ったら気持ちを切り替えてその人のことは考えないようにしましょう。

その代わり、好きなドラマを見てゆっくりする、お風呂に入ってリラックスする、好きなゲームをやる、本を読む、などして他のことに集中する時間を増やしましょう

今までに成し遂げたことを振り返る

今までに成し遂げたことを振り返ってみましょう。

なぜなら、自信を取り戻すことができるからです。


気力がなくなっているときは、普段よりもマイナス思考になっていて「私は何もできないダメな人間なんだ」と強く自分を追い込んでしまっていることがあります。


例えば

「私ってそういえば今まで毎日、無遅刻無欠勤で会社に通ってるな〜」

「去年の夏、−5kg痩せるって決めて本当に達成したよなぁ」

など、「そんな当たり前のことでいいの?」と思うような小さなことで構いません。


むしろ大きなことを探そうとすると「私って何もたいしたこと成し遂げてないじゃん…」と自己嫌悪する罠にハマってしまうので気をつけてください。


もっと効果的なやり方は

「声に出して言う」こと

声に出さずに頭の中で唱えるだけでももちろんいいのですが、声に出した方が記憶効果を高めます

そしてよりしっかりと脳に定着させることができます。

恋人や家族と一緒に住んでいてできないという場合は、お風呂に入っているときや自分の部屋にいるときなどに小さな声を出してやってみるとよいでしょう。

掃除と15分の散歩を3週間続ける

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家の掃除と、15分の散歩を3週間続けてみましょう。

私は過去にストレスが溜まりすぎて精神的に弱っていた時期があります。

これはその当時、実際に私が取り組んでいたことです。


なぜ家の掃除をした方がいいのか?

「家の掃除・整理整頓をする=頭の中を掃除・整理整頓する」

物を減らしたり床やテーブルの上に散らばっている物をきちんと並べて元の場所に戻すだけで、目に入る情報量を減らすことができ、脳が疲れにくくなります。

いらないと思うものはすぐに捨てましょう。

ちなみに捨てるときのポイントは、「1年以上使っていない」「この先1年以内に使う予定があるかどうか」の2点です。


なぜ15分散歩した方がいいのか?

「外の空気を吸って自然光を浴びることで自律神経のバランスが整う」

様々な身体症状が出てくることを防ぐ、または改善してくれます。

15分はあくまで目安ですが、もっと時間に余裕がある人は30分でも1時間でもよいでしょう。

気力がなくてぐったりしているときはいくら天気が良くても、いちいち外に出るのが億劫に感じることもあると思います。

しかしそういうときこそ3分だけでもベランダに出たり、玄関を開けて外の空気を吸うことが大切です。


なぜ3週間なのか?

「人の習慣は身につくまでに最低21日かかる」

「毎日やる」という習慣をつけてそれを自然と意識しなくてもできるようになることを目標とする必要があります。

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気力がないときにセットでやるべきこと

自分の時間の価値を意識する

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自分の時間の価値を意識しましょう。

なぜなら、自分にとって何が大切で何を優先すべきかがより明確になるからです。


「何もやる気が起きなくてずっと家にいる」という場合。

元気だった頃、

・何をやっているときが1番楽しいと感じたか

・誰といるときが1番自分の素を出して過ごせたか

を思い出してみましょう。


そして元気になったら

・何をやってみたいか
(例えば家族で旅行に行く、友人とご飯を食べに行く、趣味のスポーツを再開するなど)

を考えて、紙やスマートフォンに書き出してみましょう。


こうすることで自分の時間をどのように使えば価値のあるものが生み出せるのかということが分かってきます。

「何もする気が起きない…どうしよう…」と、今何もできない状況ばかりに目を向けてしまっていることが、さらなるネガティブな感情を引き起こしています。

その代わり「自分ができること」に目を向けてみましょう。


テレビで英語学習の特集がやっていた


そういえば私英語勉強することに興味あったな〜


いきなり学校に通わないにしても、とりあえずネットで情報を調べてみようかな

と、まずは行動に移してみることが大事です。

行動に移すまでのはじめの5分が大変ですが、あなたが今現在スーパーに買い物に行ってご飯を食べてお風呂に入ることが自力でてきているのなら、必ずできるはずです。

自分はできるんだという可能性を信じましょう。

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100点ではなく今より+5点を目指す

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100点満点ではなく、今より+5点を目指しましょう。

なぜなら、いきなり100点を目指そうとすると高い確率で挫折するからです。



理想と現実のギャップが大きすぎると、人はやる気をなくします。

「来週からは会社でどんどん自分の発言をして企画書もたくさん作って上司から良い評価をもらえるように頑張ろう!」

「移動中は単語帳を読んで、毎週英会話教室に通って、オンラインでも外国人の先生とスカイプでスピーキングの練習をして…」

と考えていては、途中で疲れて一休みしたくなったときに一気にやる気を失ってしまいます。

ずっとエンジン全開でいるのは疲れるし不可能です。


「ほらやっぱり私にはできないんだ!」「最初から無理だったんだ。」という感情に襲われます。


そういうときは、まずは今より+5点を目指しましょう。

+5点というのは例えば、

「今より少しでも会社で周りの目を気にせずに自分の発言をできるような元気がある状態だったら。」

「今より少しでも英語の勉強をすることに意欲が湧いていてる状態だったら。」

などです。


そうすると、

「英語の勉強を始めることに意欲が湧いてきてる自分だったら、まずはネットで語学学校を調べてもっと詳しい情報を集めるかな?

本屋に行って単語帳を買うのもいいな〜。

実際に足を運んで体験授業に参加してみるのも楽しそう!

でも最近忙しいからそんな時間取れないかも…

じゃあとりあえず、近所の語学学校を探して会社帰りに本屋に寄るところから始めてみよう!」

と、自分なりに調整を重ねながら今すぐできることを見つけて実行していくことができるようになります。

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参考著書

自分はできる、だから何をしたいのか?

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「自分はできる」それを踏まえた上で何をしたいのか?を自問してみましょう。

なぜなら、はじめから「自分はできる」と言い切ることで、「自分には何ができるのか?」の理由が浮かびやすくなるからです。

人は

「私は人より〇〇がスムーズにこなせるから、できる」

「私はあの人より〇〇に関する知識が豊富だから、できる」

という考え方をしがちです。


このような証拠を探し出して並べたてることで「だから自分はできるんだ」と納得させようとしたり、「自分はできる人間なのかそうでないのか」を判断しようとします。

しかしこのやり方では「私にはあれができない」「これが足りない」と、ないもの・できないことばかりに目が向いていしまうようになります。


「こういう状況になれば私はできる人間だと思える」とはっきりとした軸がない以上、何か1つでも人並以上にできるようになったと思えば、「あ、でもこれが足りないや…」といつまでたってもキリがなくなります。


「私にはできないことがたくさんあるのに、言い切ってしまったら努力をしなくなるんじゃないか」

と不安になる真面目な人がいます。

しかし、「できる」と決めて言い切ることと、努力をすることは別のことです。

先に「私はできる人間なんだ」と決めるからこそ、その自分にもっと近づこうと努力をするようになるのです。

なので自分の可能性を信じましょう。


さいごに

気力がないときは精神的にも身体的にも弱っているときなので、急に無理に限界まで頑張る必要はありません。

その代わり「今自分に何ができるのか?」ということは常に考えるようにして、今やっていることが将来(また元気になったとき)にどう活かせるのかを意識するとよいでしょう。


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