【実例解説つき】2分で自分が分かるテスト【50%は遺伝要因】
もくじ
ビックファイブテスト
ビックファイブテストとは?
パーソナリティ特性の検査の一つです。
信頼性と妥当性が高いことから多くの研究者の間でも使われているテストです。
ビックファイブテストでは、性格は「タイプ」ではなく「尺度」で理解すると言われています。
このことから、性格は5つの因子に分けられると考えられています。
5因子とは…
「誠実性」「協調性」
「情緒安定性」「開放性」「外向性」
です。
ちなみにこれらの因子の約50%は遺伝的要素が関連しています。
それでは早速テストをやってみましょう!
テストのやり方
[点数の配点]
全く当てはまらない 1
ほぼ当てはまらない 2
どちらかと言えば当てはまらない 3
どちらでもない 4
どちらかと言えば当てはまる 5
ほぼ当てはまる 6
すごく当てはまる 7
以下の文章を読んで自分がどれくらい当てはまるか点数をつけてください。
- 活発で外向的だと思う( )
- 批判的で揉め事を起こしやすいと思う( )
- しっかりしていて自分に厳しいと思う( )
- 心配性でうろたえやすいと思う( )
- 新しいことが好きで変わった考えを持つと思う( )
- 無口で静かだと思う( )
- 同情しやすく優しい人間だと思う( )
- だらしがなくうっかりしていると思う( )
- 冷静で気分が安定していると思う( )
- 独創的ではなく平凡な人間だと思う( )
結果の出し方
[集計方法]
✔︎誠実性=
{3.の点数+(8 – 8.の点数)}÷2
✔︎協調性=
{7.の点数+(8 – 2.の点数)}÷2
✔︎情緒安定性=
{9.の点数+(8 – 4.の点数)}÷2
✔︎開放性=
{5.の点数+(8 – 10.の点数)}÷2
✔︎外向性=
{1.の点数+(8 – 6.の点数)}÷2
ちなみに私の点数は以下のとおりでした。
誠実性=6
協調性=3.5
情緒安定性=2.5
開放性=5
外向性=4
10点満点で、平均が4〜6点とされています。
テスト結果の見方を解説
誠実性
[誠実性のスコアが高い人]
・計画性がある
・規則正しい
・忍耐強い
・予測しやすい環境にうまく適応できる
・変化が激しい環境は苦手
[誠実性のスコアが低い人]
・自発的
・軽率
・衝動的
といった特徴があります。
誠実性は勉強や仕事に大きく影響しています。
・大学のレポートの提出期限(仕事であれば企画書の提出期限)を守ること
・周りに流されずに一つの事を最後まで成し遂げること
が誠実性のスコアと関係しています。
協調性
[協調性のスコアが高い人]
・協力的
・友好的
・同情的
・幸福感を味わいやすい
[協調性のスコアが低い人]
・皮肉屋
・対立的
・意地が悪い
といった特徴があります。
そして人が第一印象を判断する時に最も重要視するのが協調性です。
一方で、協調性が高い人は自己主張が弱いことから仕事のパフォーマンスが下がるという研究結果もあります。
情緒安定性
[情緒安定性のスコアが高い人]
・浮き沈みが少ない
・安定した精神状態で日常生活を過ごせる
[情緒安定性のスコアが低い人]
・主観的な幸福度が低い
・ネガティブな感情を抱きやすい
といった特徴があります。
情緒安定性が低い人はネガティブな物事に対する感度が大きいです。
普通の人だったら見過ごしてしまうような小さな危険を察知する能力に優れています。
そのため、不安や抑うつ、感情的な脆さといった問題を抱えやすくなることがあります。
開放性
開放性とは、新しい考えや人間関係、環境をどの程度受け入れるかを表すものです。
[開放性のスコアが高い人]
・芸術や文化に強い興味を示す
・世界を複雑なものとして捉えている
[開放性のスコアが低い人]
・新しく何かに挑戦することに抵抗を感じる
・いつも通りの行動を好む
といった特徴があります。
外向性
[外向性のスコアが高い人]
・刺激的な状況を好む
・積極的な参加が重視される環境で力を発揮する
・話し方は直接的でハキハキとした言葉遣いをする
[外向性のスコアが低い人]
・刺激的な状況を避けようとする
・長期的な記憶力に優れているので学校で良い成績を取る
・遠回しで曖昧な表現を好む
といった特徴があります。
※外向性 ― 内向性に関してはもっと詳しい解説があるので別記事でご紹介します。
さいごに
ビックファイブテストの結果はどうでしたか?
「全然当たってないよ!」という人から、「結構当たってる…!」という人まで、様々な感想があると思います。
これはパーソナリティ検査の一つですので、真に受け止めすぎずあくまでも参考にしてください。