集団の会話が苦手な人の克服法

どうすれば集団での会話にうまく入れるようになるのか知りたい方へ。

一対一だと普通に話せるのに、5人以上になると会話に入れなくなる。

人数が増えると気を遣って自分を抑えて黙ってしまう。

ついでに、何かいい対処法があったら知りたい。 と考えていませんか?

どうすれば集団の会話にうまく入れるのか

察してほしいことを態度で伝えない

「察してほしい」ということを態度で伝えないようにしましょう。

自分が会話に入れなくてイライラしたり寂しい思いをしていることを

態度で伝えようとすると人間関係が壊れます。

察してほしいと思っているときは、自分の気持ちを話すのを恥ずかしいと思ってるときです。


「私のことをもっと知ってよ。もっと注目してよ。

でもそれを表現するのは恥ずかしいし、うまく伝えることもできない。

だから、言わなくてもそれを察してよ。

私は普段はこうだけど本当は違うんだよ。なんでそれを分かってくれないの?」

というように。


これは察してもらいたくないのと同じことになります。

わざわざ察して寄り添って悩みに応えてくれる人はごくわずかです。

自分の意見を積極的に打ち明けてこそ適切な対応がもらえます。

自分の意見を自分なりにきちんと表現できていれば、

自分は自分、他人は他人と割り切ることができるようになります。

そうすると他人は自分を図るための比較対象ではなくなるので

他人の発言を聞いてもイライラしたり避けたりする必要がなくなります。


「察してよ」ということが間違って伝わってしまうのが一番よくないです。

・自分にもっと注目してほしいからわざと嫌味を言ってみる

・自分をもっと知ってほしいからわざと難しい言い方をしてみる

など、自分が思っている通りに相手にも伝わるとは限りません。

伝えたいと思って発したメッセージを受け取った相手がそれをどう解釈するかまでは

コントロールできません。

察してほしいと思ったら態度で伝えるのではなくて自分の言葉を使いましょう。

みんなが公平かどうかをチェック

みんなが公平かどうかをチェックしましょう。

集団の中で飛び出て得をしている人がいると妬みの対象になりやすくなることがあります。

特に女性の集団の場合、この傾向が強いです。

また、努力していないのに得をしている「ひとり勝ち」状態だとさらに非難の対象になりやすくなります。

社会人であれば好きなように自分の人間関係を選ぶことができます。

どうしても苦手だと思うのならば付き合わないことが一番です。

こういう言い方をすると

「グループ内で人によって態度を変えて上下関係を無理やり作ろうとする人がいる」

と言う方がいます。

人によって態度を変える人は上下関係を常に意識していて、

自分が下の立場になることを恐れています。

自分が下のレベルに行かないように他人を利用することもあります。


本当のコミュニケーション能力とは「立場の強い人に従う態度」ではありません。

「態度がデカい=メンタルが強い」ということでもありません。

なので、人によって態度を変えて上下関係を作ろうとしている人の話は聞かなくて結構です。

何を言われても動じないようにし、みんなが公平かどうかを常に気にかけるようにしましょう。

事前に準備しておく

事前に準備しましょう。

なぜなら、不安が減って自信につながるからです。


・自分が話したいこと

・このメンバーと会ったらきっとこういう話題が上がるだろうな

・この話題だと自分はこういう部分に疑問を持つだろうな

ということを事前にメモしておきます。

そして必要であれば下調べもしましょう。

特定の話題に関する知識があるかないかでは入れる会話の量や質に変化が出ます。


もし自分が詳しくない話題で会話が始まって自分だけ入れないという場合。

「普通はこうだよ」と言われたときの「普通」とはその人個人の意見でしかありません。

また、「みんなそう思ってるよ」と言われたときの

「みんな」とはその人の周りの3〜4人にすぎません。

周りの人の常識に実態や根拠はありません。

なので、それに気を取られすぎて自分を見失わないように気をつけてください。


また、自分より経験のある人は度量もあるので、

「どうやって話そう…」「なんて切り出そうから」と悩まずにすぐに相談しましょう。

その際に「こういう質問が来たらこう返そう」というような練習をして準備しておきましょう。

集団の会話に入るときにセットでやるべきこと

一つの価値観だけに埋もれない

[premium]

一つの価値観だけに埋もれないようにしましょう。

複数の集団の価値観を持ち合わせることで、

一つの集団の物差しだけで物事を計らずにすむようになります。


全く関係性のないグループ2〜3つに所属しましょう。

いずれかのグループの愚痴を別のグループで聞いてもらえます。

あるグループでは常識だ思われていることが、

他のグループでは非常識だと思われているということはよくあることです。

一つの集団だけに所属していると、その集団の「当たり前」に当てはまらなかったとき、

自分を責めるようになります。

まるで「その集団の考え方=世の中の考え方」のような感覚を覚えてしまいますが、

単純に慣れて盲目になっているだけだということもあります。


複数の集団に所属していると「そういう考えもあるんだな」と受け流したり、

自分の考えに合う新しいグループを探すことができます。

なので一つのグループだけに所属して辛い思いをしているのなら、

別のグループに参加してみるのもよいでしょう。

[/premium]

冗談が過ぎる人とは一対一で話す

[premium]

冗談が過ぎる人とは一対一で話しましょう。


人は一対一のコミュニケーションでは相手のことを思いやる余裕があるのに、

3人以上になった途端場の空気を優先しだす人が出てきます。

また、笑いを取るために平気で人を傷つけることを言い出す人もいます。

本当に冗談がうまい人というのは誰も傷つけずに面白いことが言えます。

相手の裏側の気持ちや場の空気が適切に読めているので、

相手の「自分を理解してほしい」という欲求を満たすことができます。


いつも冗談ばかり言っている人とは一対一で話す機会を作ってみましょう。

悪意があってわざと冗談を言っているのであれば論外ですが、

その人の冗談が誰かを傷つけているということをその人自身が理解できていなくて

誤解が生じるということはよくあります。


相手の発言にダメ出しをするより、自分が何を感じたのかを相手に話しましょう。

感情的になりながら相手を責めると、

相手が自己防衛として話を聞かない状態に陥ることがあります。

なので、一対一で自分がどう感じたのかを冷静に相手に伝えましょう。


[/premium]

情報の交換と情緒の交換のバランス

[premium]

情報の交換と情緒の交換のバランスに気をつけましょう。

なぜなら形だけで思いつきで話しても会話を楽しめなくなります。


会話がうまく成立しなかったとき、

「私のやり方がよくなかったのかな。どう返したらよかったんだろう…」

と考える人がいます。

しかし実際にはコミュニケーションがうまくいかないときの原因は

自分と相手の両方にあることが多いです。


会話の目的が

「相手を不快にしないこと」「場の雰囲気を良くすること」

になっていませんか?

沈黙を避けようと常に頭の中で話題を必死に探して思いついたことをポンポン話しても、

会話は飛び飛びで長続きしません。

相手が自分をどう思うかに関心を持つのではなく、相手に興味を持って自分の本心を話してください。

そうすると相手から「あなたのこういうところが好きだよ」と言われても

疑うことなく信じて受け止めることができます。


こういう言い方をすると

「でも情緒の交換で会話をして相手が急に怒ったり泣き出したりしたら困る」

という方がいます。

確かに感情の起伏が激しい人だと情緒だけで会話するとトラブルの元になるかもしれません。

そういう場合は情報を交換するのがいいですが、注意点があります。

・いかに有益な情報を与えるかではなく、相手の共感を意識する

・相手にとっていいと思う情報はもったいぶらずに共有する

自分が優位に立ちたいという思いだけで情報を伝えることのないように気をつけましょう。

まとめ

集団の会話になかなかうまく入れなくて「逃げたい…」と思ったときこそチャンスだと思いましょう。

自分の知らない話題は他の人に任せて、自分が詳しいことに関しては積極的に参加するなど、

タイミングを見極められるようになると良いです。

集団の場合、必ずしもずっと会話に参加し続けなければいけないというわけではないのです。

[/premium]

Add a Comment