ギリギリまで頑張るあなたへ。燃え尽きた時の回復方法【幸せの習慣作り】
この記事を書いている人
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心理カウンセラー。
社会人学生として大学で4年間心理学を学ぶ。
フリーランスとして独立後、 インスタグラム(現在フォロワー数55,000人)と有料ブログを開設してメンタルケアの方法を発信。
キャリア、恋愛、人間関係に悩む方々のサポートを行なっている。
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こんばんは、心理カウンセラーのみほ(@mindow.jp)です。
いつもお読みいただきありがとうございます♪
「自分の人生にだんだん虚しさを覚えるようになってきました。
一度、心療内科を訪れたところ、仕事のしすぎからくる『燃え尽き症候群』に近いのではと言われました。
常に他人の評価を意識して結果を期待しすぎる性格にも悩んでいます。
もう自分はダメになったような気がしてしまいます。」
「おそらく今の自分の性格に100%満足している人はそんなにいません。
ですが、自分に対する見方が変われば物事の見方も変わりますので、今よりもっと生きやすくなる可能性は高くなります。
自分自身への思い込みを変えていくことが大切です。」
本記事の内容
- 燃え尽きた時の回復方法
- 幸せになるための習慣作り【虚しさから抜け出す】
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もくじ
燃え尽きた時の回復方法
他人の意見をすべて鵜呑みにしない
普段、カウンセラーとして相談を受けている私がこのようなことを言うとおかしく聞こえるかもしれませんが、他人の意見をすべて鵜呑みにする必要はありません。
なぜなら「他人の意見」は曖昧で、時に無責任なこともあるからです。
例えば誰かがあなたに「君って仕事が遅いよね」と言ったとしても、その言った本人は、その意見が合っていようが間違っていようが何の責任もありません。
それにもかかわらず多くの人は、自分に対する(悪い)意見やアドバイスを鵜呑みにして簡単に受け入れてしまいます。
あるいは、あなたが「転職しようと思っている」とか「副業を始めようと思っている」とします。
そのことを言うと、周りの人が「思いとどまった方がいい」「きっとうまくいかない」という意見やアドバイスをしてきます。
ですが、その人たちに転職経験や副業経験がない限り、その意見がどれだけ適切かは分かりませんよね。
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「間違った思い込み」に気づく
あなたの思い込み(自分への悪いイメージ)というのは、このようなところから影響を受けてできあがっていることが多いんです。
つまり意識してちゃんと考えてみない限り、あなたの思い込みは間違っている可能性があるということなのです。
そしてこの思い込みは自分の好きなように作り直すことができます。
1度思い込みが変わってしまえば、その新しい「自分のイメージ」に合わせることは簡単にできるようになります。
例えば、「私は誰とでもすぐに仲良くなれるフレンドリーな人間だ」という思い込みを持つと、実際に知らない人に話しかけるのも抵抗なくできるようになります。
「私は仕事をテキパキと処理することができる人間だ」という思い込みを持つと、仕事をこなすのも焦らず冷静に確実にできるようになります。
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回復後の自分をイメージする
燃え尽きから回復して、また元気に生活するためにはどうすればいいのでしょうか?
「必ずうまくいく」と信じて行動すること。
これに尽きます。
そういう思い込みを先に作ってしまう、ということです。
燃え尽きた状態が長く続いてなかなか回復できない人のパターンはこちら。
うまくいくイメージができない
↓
気合や忍耐で頑張ろうとする
↓
なかなかうまくいかず、悩みが増大
↓
「やっぱり自分の人生は虚しい」というレッテルを貼る
↓
燃え尽きた状態から抜け出せない
「やっぱり自分の人生は虚しい」と思っていると、常に自分の人生が虚しくなるような行動パターンを取るようになってしまいます。
他人と自分を比較して落ち込んでいる自分の姿がとても鮮明にイメージできて、実際に落ち込みます。
負のスパイラルです。
まずは「自分の人生は価値がある」「たくさんの魅力がある人間だ」という思い込みを持ちましょう。
幸せになるための習慣作り【虚しさから抜け出す】
ここからは、より良い思い込みを作るために、今身につけておくべき習慣について解説していきます。
実際ほとんどの人が自分で自分を不幸にしているのは、ここからご紹介することと全く逆のことをしているのが原因です。
ストレスやイライラから抜け出して毎日楽しく幸せに過ごすための第一歩となりますので、ぜひ取り入れてみてください^^
ステップ①自分を許して〇〇〇を捨てる
[premium]>> ステップ①自分を許して罪悪感を捨てる
「自分の人生は虚しい」と思っている人の多くは、過去の間違いや失敗をいつまでも引きずっています。
そしてそれを何度も何度も頭の中で再生して、落ち込んだり罪悪感を覚えたりしているんです。
後悔したり自分を責めたりします。
これは、「嫌な気分」を何度も味わうことになるので心は大きなストレスを溜め込みます。
そしてその「嫌な気分」を持つと、現在がどんな状況であろうと、「嫌」に感じてきます。
そして将来についても「嫌なことが起きるんだろうな」という悪い予測をするようになってしまうんです。
側から見れば同じことが起きていても、本人はそれを「嫌なこと」と解釈して、現在も嫌な気分のまま過ごしてネガティブになり、将来も嫌なことが起こるに違いないと思ってしまうんです。
[/premium]ステップ②自分で自分を〇〇しない
[premium]>> ステップ②自分で自分を批判しない
過去の私もそうでした。
私は過去に医学部の受験を失敗し、その後就職した会社を1年で辞めたことが原因で親や親戚からいろいろ言われて、それに対して罪悪感を持っていました。
頭の中のスクリーンで何度もその当時の様子を再生して、自分を批判していました。
もし自分の体をナイフでグサッグサッと刺してる人を見たらビックリしますよね。
ですが同じようなことを自分の心にやっているのです。
自分で自分を責めるのは、もうやめましょう。
人は誰だって間違いを犯します。
”失敗”ではなく、”反省”をすれば良いのです。
反省に基づいて軌道修正すれば良いだけです。
大切なことなので繰り返しますが、人は誰だって間違いを犯します。
誰も常に100%完全なあなたを求めているわけではありません。
間違っていいし、恥をかいていいんです。
[/premium]ステップ③間違いを〇〇と考えない
[premium]>> ステップ③間違いを失敗と考えない
スケート選手の浅田真央さんだってミスをします。
でも誰もそのミスを覚えている人はいません。
真央ちゃんの成功はミスの少なさによって評価されているのではなく、場数の多さによります。
場数の多さはミスの数に比例しているんです。
真央ちゃん本人だって、ミスを何度も頭の中で繰り返すようなことはしていません。
そんなことをしたら緊張して2度と良い演技ができなくなってしまうからです。
ダメだった時の自分を許してあげて、忘れてあげてください。
昔の間違いを許してあげましょう。
そして何かうまくいった時のことを思い出して、頭の中で再生してください。
そうすればそれが「価値のある自分」の思い込みをどんどん強化します。
[/premium]ステップ④〇〇する時間を持つ
[premium]>> ステップ④休憩する時間を持つ
メンタルを健康な状態に保つためには、1日5分でもいいから休憩して何も考えない時間が必要です。
その時間は、仕事のことも家のことも友達のことも、何もかも忘れてボーッとしてみてください。
スマホの通知もオフにしてみましょう。
明日から「5分休憩」の時間を作ろう
実際にやってみると分かりますが、1日5分が意外と長いことに驚くと思います。
たったの5分でさえ、ゆっくり休憩できない状態になっている人は多いです。
これでは1日中プレッシャーがかかっているのと同じです…
人は一度に大量の仕事を与えられて、それをやらなければいけないという時は、イライラやストレスが溜まります。
あなたにも経験があると思いますが、「何から手をつけていいか分からない」「どのようにやったらいいか分からない」という状況…
これでは心がどんどん疲れるばかりで、何も前に進みません。
[/premium]ステップ⑤社会人こそ〇〇〇〇をするべき
[premium]>> ステップ⑤社会人こそ現実逃避をするべき
どんなに高性能のパソコンでも、一度にたくさんのプログラムを動かすと反応が遅くなりますよね。
たまにシャットダウンして休憩させた方がパフォーマンスも遥かに上がります。
それと同じように、あなたの心のシャットダウンする時間が必要なんです。
特にプレッシャーの強い仕事をしている時や人間関係がギクシャクしている時は必要不可欠です。
「それって現実逃避なんじゃないですか?」と思う人もいるかもしれませんが、現実逃避はしても良いと思います。
もちろん1日中、現実逃避ばかりするのは社会人として成り立ちませんが、1日5分くらいはむしろ必要なことでもあるのです。
人は緊張するとパフォーマンスが下がります。
緊張すればするほど失敗する確率が上がって、物事がうまくできなくなります。
だから休憩する時間を持つことが大切なんです^^
[/premium]本日のおすすめの1冊
[premium]「それでいい。/水島広子」
私のお気に入りの著者、水島広子さんの本です。
燃え尽き症候群の原因になり得るネガティブ思考をなくす方法が書かれています。
実際に臨床でも用いられている対人関係療法をもとに、自分を認めて生きづらさから解放されるためのテクニックが詳しく載っています。
知らず知らずのうちにハマっている”役割”や、相手の期待に応えようと頑張りすぎる義務感から解放されたいという人はぜひ読んでみてください☆
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