物事を考えすぎてしまう人へ。人間関係に疲れたときの3つの解決法
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心理カウンセラー。
社会人学生として大学で4年間心理学と人間科学を学ぶ。
フリーランス として独立後、 インスタグラム(現在フォロワー数40,000人)と有料ブログ(月間訪問者数16,000人)を開設してメンタルケアの方法を発信。
現在までに年間のべ7万人の方々の心の支援を行っている。
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こんばんは、心理カウンセラーのみほ(@mindow.jp)です。
いつもお読みいただきありがとうございます♪
「人間関係に関して一人で考えすぎる傾向があり、気持ちが重くなりがちです。
短気なのでおかしなことを言われるとすぐムカッときます。
そして仲良くできなくなって『人間嫌い』になってしまいます。
どうにか気楽に考えようって思うんですけど、考えすぎてしんどくなります。
どうしたらいいですか…」
とお悩みではありませんか?
実は、人間関係で疲れるかどうかは誰と付き合うかは関係していないんですね。
話す相手によって面倒くささが変わるのではなく、その相手といるときに自分がどういう振る舞いをするかの方が、人間関係のストレスに影響を与えていることが多いです。
人間関係のストレスはみなさんが思う以上に危険で、大切な人を傷つけてしまう可能性もあります。
「考えれば考えるほどストレスが溜まり、気づいたら周りに味方がいなくなっていた…」
なんて経験をしたことがある人もいるのではないでしょうか?
私も過去に同じような経験をして、つい周りの人に当たってしまったことがあります。
このようなことを防ぐためには、ストレスのかかる人間関係は切って、自分の大切な人間関係だけを大事にするべきです。
今回は「物事を考えすぎてしまう人へ。めんどくさい人間関係に疲れたときの3つの解決法」についてご紹介します。
本記事の内容
- 考えすぎる性格を直す方法3ステップ
- 自己肯定感を高めるための5つの簡単ワーク
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もくじ
考えすぎる性格を直す方法3ステップ
次の3ステップです。
- ①相手に嫌われるリスクを考えてみる
- ②「嫉妬」をコントロールする
- ③相手の下手に出るような行動をやめる
基本的にこの3つのことを心がけてみてください。
①相手に嫌われるリスクを考えてみる
相手の態度を気にして考えすぎてしまうという人は、その相手に嫌われるリスクがどれくらいあるのかを考える癖をつけましょう。
というのも、目の前の相手とコミュニケーションがうまくいかない原因は100%あなただけにあるわけではないからです。
そもそも会話のゴールは相手を不快にしないことではないので、単にその相手と考え方が合わないだけだったりする場合も多いんですね。
例えば、10人の人と初めて会ったとして
- 2人くらいに嫌われた場合→相性の問題と割りきっていい
- 5人くらいに嫌われた場合→あなたにも何か非があると考える
こういう感じですね。
人が他人を嫌う原因は6つあります。
①相手が自分の期待に応えてくれないから
②相手に対して嫉妬しているから
③相手を見下しているから
④相手が自分を嫌ってると感じるから
⑤相手に関心や興味がないから
⑥相手に対して生理的に受けつけないところがあるから
「この6つのうちどれも心当たりがないのに、特定の相手といると顔色を伺って考えすぎてしまう…」
というのであれば、その人と距離を置いた方がいいでしょう。
なぜなら、あなたとその人は相性が合わない可能性が高いからです。
人間関係において考えすぎる性格を直すというのは、必ずしもあなたの性格そのものを根本的に変えなければならないというわけではありません。
相手と距離を置いたり接し方を変えてみるだけでも、あなたの「考えすぎる性格」の悩みは大いに軽減します。
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②「嫉妬」をコントロールする
相手から嫉妬されないようにするか、あるいは嫉妬されたとしても受け流せるようになるか、というのが大事です。
いくらあなたが愛想よく振る舞ってもネガティブな反応を示す人は一定割合で出てくるからです。
これはあなたに限らず誰にでも起こることなので、嫉妬は必ず生じるものだと割りきるようにしましょう。
ことの大小を言っているのではなく、あなたの人格を否定するような嫉妬をしてくるような相手の発言は気にする必要がないということです。
嫉妬をコントロールするためには、自己肯定感を持つしかありません。
自己肯定感というのは、自分に対してポジティブな評価をするということです。
※このやり方に関しては後ほどプレミアム会員の方限定で詳しく解説していきます。
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③相手の下手に出るような行動をやめる
相手の下手に出るような行動をしているなら、すぐにやめましょう。
私たちが相手からどのように扱ってほしいかは、自分の言動や行動が大きく影響しているからなんですね。
例えば苦手な同僚Aさんと接するときに言葉遣いを変えたり気配りをしすぎると、Aさんは
「この人の前では自分が上になっていいんだ」
と感じて自然とあなたとの間に上下関係を作るようになります。
特にAさんが威張りたくて仕方ない人だった場合、あなたの下手に出るような行動を見てますます威張って邪険になります。
Aさんが威張る
↓
あなたはAさんの顔色を伺う
↓
「自分に非があるのでは」と考えすぎる
↓
その姿を見たAさんはまた威張る
この繰り返しになります。
つまり、考えすぎる性格を直すためには、会話する相手と「対等な関係」を築くことが大切なんですね。
- 自己主張する側=上から目線
- それを聞かされる側=下の立場
という関係図になりがちなので、考えすぎてるな~と思ったときこそ自分の発言をする機会を増やすようにしてみましょう。
自己肯定感を高めるための5つの簡単ワーク
物事を考えすぎることが原因で、人間嫌いになっていませんか?
人間関係をおろそかにしてしまうとその雰囲気が出てしまい、壁を作るような立ち振る舞いになって余計に相手から避けられてしまいます。
自分の望む人間関係を築くには時間がかかります。
その間ずっと自分の性格のことばかり気にしていたら辛いです。
それに「私は人付き合いが苦手」と考えすぎると、仮に相性のいい相手が現れてもまた自分の性格で別の気になるところが出てきて永遠巡りです。
今からプレミアム会員の方限定でご紹介する【自己肯定感を高めるための5つの簡単ワーク】を実践して、自分に自信をつけましょう。
自己肯定感を高めるとストレス耐性もついて気分が明るくなることもわかっています。
これによって相手のいいところを探せるようになり、人間嫌いもなくなります。
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〇〇との関係をおろそかにしないこと
[premium]>> 自分との関係をおろそかにしないこと
人間関係でのストレスを減らすためにまず大切なのは、「自分」との関係をおろそかにしないことです。
他人には気を配れるのに、自分を大切にできていない方がとても多いからです。
相手を喜ばせることに夢中になるあまり、自分をないがしろにしているのかもしれません。
「人は、自分を愛する度合いでしか相手を愛せない」という言葉があります。
パーティーなどで見かけるシャンパンタワーをイメージしていただくとわかりやすいと思います。
頂上のグラスから注がれたシャンパンがいっぱいに溢れると、こぼれて下のグラスにいきますよね。
- 頂上のグラス=あなた自身
- シャンパン=自分へのほめ言葉
と考えてみましょう。
あなた自身が褒められることに飢えていたり自分の感情を大切にできていないと、頂上のグラスはいつまで経ってもシャンパンで満たされることはありません。
シャンパンがいっぱいに満たされてこぼれるくらいになって初めて、相手を大切にできるようになります。
[/premium]かける言葉を変えて最大の〇〇を作る
[premium]>> かける言葉を変えて最大の味方を作る
物事を考えすぎて人間嫌いになる理由は、「自分が相手からどう思われるか?」ということで頭がいっぱいになっているからです。
これは自分自身を大切にできていない(=シャンパンタワーの頂上のグラスが空っぽ)ということです。
自分を褒めるときにおさえておくべきテーマは以下の2つ。
①傷ついたこと
②「乗り越えられた」と思うこと
傷つく体験や辛い体験をしたとき、どうやって乗り越えたのかを思い出します。
あなたをそばで支えてくれる人がいたかもしれないし、あるいは自分1人でがんばって乗り越えてきたという人もいるでしょう。
[/premium]傷ついた体験から〇〇ものを思い出す
[premium]>> 傷ついた体験から得たものを思い出す
「お店の店員さんに無愛想な対応をされてイラッとした。
私が何かいけないことを言ったのかなって考えた。
でも、落ち込んでも状況は変わらないからすぐに気持ちを切り替えたらあまりクヨクヨしなくなった。
あのときはよくがんばったね、わたし!」
「悪気はないとわかってるけど、恋人からグサっとくることを言われた。
正直ショックだったけど、そんなとき友達の〇〇ちゃんがずっと私を励ます言葉をかけてくれた。
あのときはありがとうございました。」
このように一つ一つ、自分を褒めていきます。
これをだいたい8週間くらいやってみると自分に自信が持てるようになってきますよ。
[/premium]〇〇を表現すると話が弾みやすくなる
[premium]>> 感情を表現すると話が弾みやすくなる
自分を褒めて自信がついてきたら、次は相手に自分の話をする練習をしましょう。
物事を考えすぎて人間嫌いになるのは、共通の話題にこだわったり場を盛り上げることに必死になるあまり、自己開示ができていない場合があるからです。
自分の話ができれば相手にもっとあなたのことをわかってもらえて、信頼関係も築きやすくなりますよね。
話をするときに大切なのは、事実を淡々と伝えるのではなく感情を表現して相手にイメージしやすくすることです。
例えば
「天気予報だと今日は晴れだったから海辺にドライブに行くの楽しみにしてたの~!
なのに雨が降ってきたから行けなくなって残念だった…
家にこもって映画を観るだけの1日は退屈だったよぉ…」
という言い方をした方があなたの気持ちがわかりやすいし、場面も想像しやすいですよね。
- 「楽しい」
- 「嬉しい」
- 「悲しい」
- 「つまらない」
などの感情を入れて話をするように心がけると、会話が弾みやすくなりますよ♪
[/premium]行動はあとからいつでも〇〇可能です
[premium]>> 行動はあとからいつでも修正可能です
そして自己肯定感を維持するために覚えておいてほしいことは、「行動はいつでも修正可能」ということです。
人にはそれぞれ好みや適性があるのに、それを無視して努力する方向を間違えると自信を失う原因になってしまうからです。
友人に誘われて興味のない習い事を始めたり、話が合わないのに連絡を取り続ける相手がいたり。
ときとして行動をやめることも選択肢としてあっていいと思います。
「行動したからこそ自分には向いていない、合っていないということがわかってよかったな」
と前向きに受け取るようにしましょう。
[/premium]本日のおすすめの1冊
[premium]「マンガでやさしくわかるアドラー心理学 人間関係編/岩井俊憲」
この本のいいところはマンガで読みやすいという点です。
人間関係に関する本って読んでいると途中から集中力が切れてきて、読み終える前に放置…ということもあると思うんです。
でもマンガだとイラストも多いので気軽に読めますし、内容も1度で理解しやすいです。
アドラー心理学は心理学の学派の一つです。
2013年に168万部のベストセラーになった『嫌われる勇気』という本は、アドラー心理学を解説した本です。
そんなアドラー心理学の教えがマンガで簡単に理解できる本がこちらの本。
ぜひ1度読んでみてください♪
[/premium]さいごに
[premium]最後にまとめると
①自分との関係をおろそかにしないこと
②かける言葉を変えて最大の味方を作る
③傷ついた体験から得たものを思い出す
④感情を表現すると話が弾みやすくなる
⑤行動はあとからいつでも修正可能です
という感じです。
考えすぎて人間関係がうまくいかないときは、目の前の相手のことを気にする前に、まずは自分のことをもっと気にかけてあげてくださいね^^
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