相手の感情に振り回されない心の作り方。苦しみを解放して状況を改善するコツ


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こんばんは、心理カウンセラーのみほ(@mindow.jp)です。

いつもお読みいただきありがとうございます♪


「同居している義理の母との付き合いに悩んでいます。

いつも人の悪口や噂を言って、平気で人が傷つく発言をします。

一緒にいても突然無口になって『私怒ってます』オーラを出してきます。

本人に不満をぶつける勇気もありません。

どうすれば機嫌が直るのかばかり考えてしまい、義理の母がいるだけで精神的に不安定になります…。」


「顔色を見て気を遣っているにもかかわらず、それが報われないと疲れてしまいますよね。

強いストレスを抱えて『このモヤモヤをなんとかしたい…』と思ってしまうのも当然のことです。

ですが、『相手の機嫌が悪いのは自分のせい』と考えるのは、全くの誤解なのです。」


本記事の内容

  • 相手の感情に振り回されない心の作り方

  • 人間関係のストレスを改善するコツ


⬇︎もくじ[開く]を押すと、好きなところから読み始められます♪

相手の感情に振り回されない心の作り方

何に恐れているのかをはっきりさせる

義母の表情や声のトーンや雰囲気そのものが何だか苦手で、義母が口を開くたびにビクビクしてしまう…。


どうしてあなたはそんなにビクビクしてしまうのでしょうか?


相手の感情に振り回されないためには、何に恐れているのかをはっきりさせることが大切です。


その際に必要なのが「そうしたらどうなる技法」というテクニックです。


このテクニックを用いることで、あなたが義母の何について恐れて、精神的に不安定になってしまうのかが明らかになるんです。


やり方は簡単で、ひたすら「それが本当に起こったらどうなる?」という質問を繰り返します。


例えばこんな感じです。

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「義母と同じ部屋にいるだけでビクビクしてしまうんです。」

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「それは具体的にどんな場面のことですか?」

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「義母が私のことを批判してくる場面です。」

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「もし義母が〇〇さんのことを批判するとしたら、その後どうなりますか?」

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「義母から批判されたら、私は何も言い返せません。

やられっぱなしになって、反論できずに黙り込んでしまいます。

そしたら私は居場所がなくなって、ダメな人間だってことになりますよね。」


この最後の、「私はダメな人間だ」というのが、ネガティブな思い込みなんですね。


これが原因で義母に振り回されてしまうわけです。


▼合わせて読みたい

自分の思い込みに振り回されてしまう

義母がいるだけで精神的に不安定になってしまう場合、

目の前にいる義母というよりも、

極論を言ってしまえば「私はダメな人間だ」という思い込みに感情が振り回されていることが多いんですね。


「誰も私のことなんて必要としていない」

「私なんか、いてもいなくても同じなんだ」

そんな風に感じた時は、とても辛かったと思います。


自分は価値のある人間だと実感したいと思わない人はいないのに、

あまりにも深く心が傷ついて、

「私は必要とされてない」と思い込むと、誰もが大きな無価値感を抱えます。


まずはそんな心の痛みを癒して、「私には価値があるし居場所もある」という気持ちを復活させましょう。

嫌われてもいいと開き直る

あなたが常に笑顔でいると、なぜか自分の周りも笑顔で素敵な人ばかりが寄ってくるようになります。


自分の気持ちを無視すると、相手の感情に振り回されやすくなってしまいます。


平気で人が傷つく発言をしてくる義母が悪いと、人のせいにするのではなく、自分の感情を正直に伝えてみましょう。


これは勇気のいることですが、自分の心を守るためにとても大切です。


不快だったら、「不快です」と言えること。

無理な時には、「無理です」と言えること。


そのままストレートに言わなくても、自分の感情を押し殺さず、上手に配慮しながら自分の気持ちを相手に伝えることが大事なんです。


伝え方はスキルで何とでもなります^^


ちょっとしたコツを学ぶだけで、自分の気持ちを無視することなく、相手にもその感情を伝えることができます。

人間関係のストレスを改善するコツ

実は、〇〇との関係が影響している

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▼本記事の内容を音声で聞きたい方は、こちらからどうぞ^^

人間関係のストレスを改善するコツ(音声配信)

(※何かご不明な点がありましたら、お気軽に【mindow178@gmail.com】までご連絡くださいね!)

>> 実は、実母との関係が影響している


義母の発言や行動をうまく受け流せない人の中には、「自分の親との関係があまりうまくいっていない」ケースが少なからず見られます。


義母に対して抱いたネガティブな感情についてよく考えてみると、本当は義母に対する思いは半分くらいしかありません。


その代わり、大部分は自分の親に対する、「過去に自分が抱いた感情」だったりします。


小さい頃や思春期の、自分の親に対する不満が解消されないまま心の中に残っている可能性があるんです。


そうすると、義母への怒りや恨みに重なってしまって、義母の些細な言動にまで感情が大きく反応してしまいます。


そうなると、必要以上に義母の顔色を伺うようになって不満がどんどん大きくなってしまうんです。

「あと少しで溢れそうなくらいに水がいっぱいのコップ」状態だと、ほんの少し水を注ぎ加えただけで限界を超えてしまいます。


ですが、大元の原因は注ぎ加えた分ではなく、初めからいっぱいになっていたコップにあります。


つまり、義母といると精神的に不安定になってしまう今の状態は、すでに限界を超えるギリギリの状態だということなんです。


自分の親に不満を抱くことに罪悪感や抵抗感を抱いたとしても、義母の場合は赤の他人ですので、遠慮なく怒りや恨みや不満を抱くことができます^^;


そこで過去の思いが全部、”義母への不満”という形で外に溢れてしまい、義母に振り回されてしまうことがあるんです。

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相手の〇〇〇を傷つけないことが大事

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>> 相手の自尊心を傷つけないことが大事


このような心の仕組みを踏まえた上で、今後義母と関わる時は、相手の自尊心を傷つけないように意識してみてください。


というのも、人は自尊心を傷つけられると感情的になりやすいんですが、自尊心を大切にしてもらうと冷静に丁寧に振る舞うようになるからなんです。


この方があなたにとっても、義母と過ごす時間が少し楽になりますよね。

当たり前のように聞こえますが、全ての人は自分の自尊心を大切にしてほしいと思っていて、それを傷つける人を「敵」とみなします。


以下に、人間関係の4つのルールをご紹介します。

  • その①:全ての人は程度の差こそあれ自分本位である

  • その②:全ての人は自分に最も強い関心を持っている

  • その③:全ての人は自分が重要だと感じたがっている

  • その④:全ての人は他人に認められたいと思っている

いつも人の悪口や噂を言って、平気で人が傷つく発言をする義母は、もしかしたら自分の自尊心を満たしてほしい(自分を認めてほしい)という気持ちが強いのかもしれません。

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批判的な態度=〇〇状態と同じ

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>> 批判的な態度=空腹状態と同じ


質問をくださった方のように、本人に不満をぶつけないようにするという対応はとても良いです。


中には相手に反発して敵意を煽ってしまう人もいますが、それだと嫁姑関係が悪化してしまいます。


実は、人間関係のストレスを改善するコツの1つに、「自分との関係がうまくいっていると他人との関係もうまくいく」というものがあります。


自分を少し好きになれば、相手のことも少し好きになれるという意味です。

気難しい性格の人は自尊心が欠けていることが多いです。


「自尊心を満たしたい(自分を認めてほしい)」という思いは、空腹を満たしたいという思いと同じくらい、自然なことなんですね。


自尊心=胃袋に例えると分かりやすいです。


1日3食きちんと摂っている人は、胃袋を満たすことを心配する必要がありませんよね。


なぜならお腹いっぱいだからです。


ですが、ひとたびその人が1日か2日何も食べられなくなると、性格に変化が現れるんです。


例えば普段は温厚で素直な性格なのに、突然怒りっぽくなったり。


他人に対して批判的になって、何をしても満足できなくなります。

空腹を満たす方法は、食べる以外にないというのは、お分かりいただけると思います。


実はこれと同じことが、義母にも起こっています。


普段から自尊心が満たされていなくて「認められたい」という気持ちが強いです。


なので、その自尊心が満たされればあなたに対して気難しい態度を取ることもなくなります。

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不満より、〇〇〇〇をかける

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>> 不満より、褒め言葉をかける


では、具体的にどうやって義母の自尊心を満たせば良いのか?


効果的な方法は、会うたびに1回褒め言葉をかけるということです。


同居している場合だと毎日1回、褒め言葉をかけるということになります。


なんでも構いません。


例えば、その日の洋服や髪型など外見について褒めてみましょう。


それに加えて、義母が何かしてくれた時は「~~してくれて助かりました。」「~~してくれてありがとうございます。」などと伝える習慣をつけてみてください。

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言いにくいことを伝えるトレーニング

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>> 言いにくいことを伝えるトレーニング


義母と一緒にいて精神的に不安定になってしまう時は、色々な感情を抑え込んでいる時です。


言いたいことを伝えるのが苦手な人は、言いにくいことだけでなく、良いことであってもそれを口に出して相手に伝えることがなかなかできません。


なので、まずは相手に褒め言葉をかける癖をつけてみましょう。


そうすると不思議なことに、言いにくいことでも伝えられるようになるんです。


相手の良いところを口に出すと決めて、勇気を持って伝えてみてください!^^

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本日のおすすめの1冊

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「「女子の人間関係」から身を守る本/石原 加受子」


石原さんの本は以前もご紹介させていただいたのですが、”自分中心心理学”を提唱しています。


同性だからこそ起きがちな嫉妬や裏切りなどの人間関係のトラブルへの対処法について書かれた1冊です。


マウンティング女子という言葉があるように、自分に悪気はないのに相手が勝手に張り合ってくるせいで、必要以上に気を使いすぎて感情を抑え込んでしまう…。


そんな経験が1度でもある人はぜひ読んでみてください!


こちらの本はイラストがたくさん載っているので、内容もスーッと頭に入ってきやすいですよ^^

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