【セルフ・モニタリングテスト】あなたは場の空気に合わせる? or 自分の信念を貫く?
もくじ
セルフ・モニタリングテスト
セルフ・モニタリングテストとは?
人間の行動はその場の状況と、それをどう解釈するかによって説明できると言われています。
セルフ・モニタリングのスコアによって、その人の行動が「その場の状況」に影響されるのか、「その人自身の性格」に影響されるのかを知ることができます。
つまり、あなたが…
・場の空気に敏感で状況によって対応を変える
もしくは
・どんな状況においても自分の信念(価値観)を貫く
どちらの傾向を強く持っているかが分かるということです。
テストのやり方
以下の文章の内容が当てはまることが多い場合は○、当てはまらないことが多い場合は×と回答してください。
- 他の人の行動を真似ることは苦手だと思う
- 人の集まる場で、他の人を喜ばせるようなことをしたり、言ったりしようとしない
- 確信を持っていることしか主張しない
- あまり詳しく知らないことでも、とりあえず話をすることができる
- 自分を印象付けたりその場を盛り上げようとして演技しているところがあると思う
- 多分いい役者になれるだろうと思う
- グループの中では滅多に注目の的にならない
- 場面や相手が異なれば全く別の人のように振る舞うことがよくある
- 他の人から好意を持たれるようにすることが、それほど上手いとは思わない
- 自分自身は「いつも見た目通りの人間」ではないと思う
- 他の人を喜ばせたり気に入ってもらうために、自分の意見ややり方を変えたりしない
- 自分には人を楽しませようとするところがあると思う
- これまでに、ジェスチャーや即興の芝居のようなゲームでうまくできたことがない
- 色々な人や場面に合わせて自分の行動を変えていくのは苦手である
- 集まりでは、冗談を言ったり話を進めたりするのを人に任せておく方だ
- 人前では決まりが悪くて思うように自分を出すことができない
- いざとなれば、相手の目を見ながら真面目な顔をして嘘をつける
- 本当は嫌な相手でも表面的にはうまく付き合っていけると思う
18問、お疲れさまでした(^_^)
結果の出し方
それでは次は結果の集計法についてです。
以下の○と×と、自分の答えが一致するものに◎をつけてください。
◎の数を合計したものがあなたのセルフモニタリングの尺度のスコアとなります。
1.× 2.× 3.× 4.○ 5.○ 6.○ 7.× 8.○ 9.× 10.○ 11.× 12.○ 13.× 14.× 15.× 16.× 17.○ 18.○
テスト結果の見方を解説
18点満点です。
得点が高い→セルフモニタリングが高い
得点が低い→セルフモニタリングが低い
では早速、詳しい解説に入っていきます。
[セルフモニタリングが高い人]
・場の空気に敏感
・人からどう見られているかを気にして状況に合わせて振る舞う
・場にふさわしい行動を取れるかがとても重要だと考える
[セルフモニタリングが低い人]
・服装や話し方などについて心配しない
・自分の性格や信念に忠実に従う
・自分のレベルにあった状況を好む
といった特徴があります。
イベントに誘われた時の反応
例えば、飲み会や食事会などのイベントに誘われた時。
セルフモニタリングが高い人は、事前にイベントの詳細を確認して「どのように振る舞えばいいかが明確な状況」を強く求めます。
「他に誰が来るのか」
「パーティーは堅苦しいのか、ラフな感じなのか」
「パーティーの目的は何か」
などを知ろうとします。
一方でセルフモニタリングが低い人は、そのイベントに誘ってきた「相手を自分がどう評価しているか」に応じて参加するかを決めようとします。
コミュニケーションにおいて
他人とのコミュニケーションにおいて、セルフモニタリングが高い人と低い人ではこのような違いがあります。
[セルフモニタリングが高い人]
・他人への気遣いや、自分と違うものを受け入れることをルールとし、それに従おうとする
・人との結びつきを大事にする
・柔軟さを活かして社内での人間関係を円滑にする
[セルフモニタリングが低い人]
・哲学者のように頑なに自分のルールに従おうとする
・一貫性や率直さを大事にする
・一貫性のある行動によって他人や組織と長期的な関係を維持しやすい
仕事において
仕事において、セルフモニタリングが高い人と低い人ではこのような違いがあります。
[セルフモニタリングが高い人]
・リーダーや管理職として高い評価を得やすい
・周囲の変化に敏感で、まとめることに長けている
・社内の大勢の人と人脈を築く
[セルフモニタリングが低い人]
・批判をかわすのが苦手で責任を被りやすい
・対立が生じた時に自分の主張を曲げない
・狭い範囲内で少数の人と深い友好関係を築く
さいごに
セルフモニタリングが高いから良い、低いから悪い、というのはないようです。
自分の性格傾向を知る一つのツールとして今回の結果をお使いください。