いつも相手に振り回されてしまう人へ

友達はドタキャンが多くて、約束しても1日ごとに返事が変わるので付き合っていて疲れる…

彼はいつも自分の仕事の愚痴の話しかしなくて、私の話を聞いてくれない…うんざりしている…

とお悩みの方向けの記事です。

どうしたら相手に振り回されなくなるか?

「どんな自分でいたいか?」を決める

「どんな自分でいたいか?」を考えましょう。

なぜなら、「自分はこうありたい」というイメージを持っていないので、「自分が相手との関係をどうしたいのか?」という具体的な行動例を考えることができないからです。


友人や恋人に振り回されて「めんどくさいな…」と思いつつも、なかなか相手のそういう言動や行動を断ち切ったり注意する勇気を持てない人が多いです。

それはあなた自身が「自分はこういう人間でありたい」という軸を持っていないからです。


✔︎例えば

「ドタキャンをされた時に、もっと本人にちゃんと注意できる人になりたいなぁ。」

「相手のことを気にしすぎないで、もっと自分の話をできる人になりたいなぁ。」

などです。


特に今、周りの人に振り回されて困っているという場合は、「その相手に対する自分はどうありたいか?」という視点で考えてみましょう。

そしてそれが分かってきたら、次はより具体的に「自分はどうありたいか」を考えましょう。


・友達と約束をしてまたドタキャンされたら…
「次断られたら思い切って理由を聞いてみよう!」

・彼氏と会った時にまた自分が話すチャンスを逃しそうだったら…
「『〇〇くんの彼女として、いつも話聞けて嬉しいし楽しいよ!
たまには私の話も聞いてくれるよね?』と言ってみよう!」

というように決意をしましょう。

相手との間に上下関係を作らない

相手との間に上限関係を作らないようにしましょう。

なぜなら、「嫌われないように」と思いながら接すると、緊張して相手に気を遣いすぎてしまうからです。


毎回相手に振り回されて疲れるくらいだったら「はじめから相手の意見に合わせておこう」と考える人がいます。

こういう人は人と話すときにリラックスすることができず、極度に緊張しています。

これは小さい頃に親から十分な愛情をもらった経験が少ないことが原因のことがあります。


✔︎上下関係ができる流れ

本来ならば緊張しなくていい場面(気心の知れた友人や恋人と会うとき)でも極度に緊張して常に相手に怯えて気を遣うようになる



誰にも本心を打ち明けられなくなって「嫌われないようにしなきゃ…」と思いながら接するようになる



無意識のうちに相手から否定的なメッセージを受け取って支配される状態に陥る



相手との間に上下関係ができあがる

しかし相手の気持ちばかり優先していては自分の本音が言えなくなります。


あなたは遠慮して本音を話さないようにしているのかもしれませんが、相手はやがて「何を考えてるか分からない」という印象をあなたに抱くようになります。

そして気がつくとあなた自身も自分の本音が何なのか分からなくなります


自分を抑えて言いたいことが言えてないな、と気づいたときは「私はどんな自分になりたいの?」と頭の中で3回唱えるとよいでしょう。

頭の中で気持ちが整理されて本音が言いやすいようになります。

あなたが本音を言うか言わないかで相手からの態度は変わります。

ポジティブな言葉を自分にかける

ポジティブな言葉を自分にかけましょう。

なぜなら、考え方がポジティブになって、”できるようになる理由” や ”何からやろうかな?” という具体的な対処方法が思い浮かぶようになるからです。


相手の言動や行動イラっとしたとき

「またドタキャン?だから友達いなくなるんだよ…」

「また自分の話?彼女である私の話ももっと聞くべきよ!」

とすぐに感情的になってしまう衝動を抑えていく必要があります。


なぜなら、

その友達からのお誘いメールが来るたびに、いつも頭の中で「この子はどうせまたドタキャンするからなぁ…」と考えていると「この子苦手だな〜」という考えに変わっていきます。

彼とデートで会うたびに、いつも頭の中で「〇〇くんはどうせ自分の話しかしないからなぁ…」と考えていると「もう彼のこと好きじゃないかも…」という考えに変わっていきます。


✔︎ポジティブな言葉がけとは?

「〇〇ちゃんと次回会うの楽しみだな〜!」

「こうやって彼と一緒にいれることが幸せだな〜!」

と考える癖をつける。

仮に本心でなくても、嘘でもかまいません。

自分にポジティブな言葉をかけ続けることで、ポジティブな考え方を持つ癖をつけることが重要です。

すると頭の中で「何が楽しみなんだろう?」「何が幸せなんだろう?」と考え出します。


・この間テレビで見た人気のカフェに〇〇ちゃんと行こう

・彼と一緒にいるとリラックスできて安心できるなぁ

などとポジティブなことが考えられるようになり、自然と実際に相手と話すときに発するあなたの言葉もよりポジティブなものに変わっていきます。

相手に振り回されてしまう際にセットでやるべきこと

寝る前に、会った日のことを振り返る

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夜寝る前に、友人や恋人と会ったその日1日のことを振り返ってみましょう。

なぜなら、自分自身の失敗をよく知ってそこから学びを得られるきっかけになるからです。


「うまくいかなかったなぁ」と思ったときこそ、自分が何をして何を感じたのかを振り返ることが大事です。


例えば

彼氏とデートをしたけど彼氏ばっかり話していてつまらなかった。という場合。


「今日も彼氏は自分の仕事の話ばかりしてて、なんだかつまんなかったなぁ。

デートの途中で機嫌悪くなってムスッとした態度で過ごしちゃったな…」

という風に振り返ったのなら、「私は実は彼の仕事の話にあまり興味がないのかも?」と感じたということに気がつきます。


そして「次のデートのときは、彼が仕事の話をし始めたらうまく話題を変えられるようにしよう。」というような具体的な改善策を考えることができるようにもなります。


✔︎注意点

「彼がどう思ったか?」ということを考えるのはやめましょう。

なぜなら相手の気持ちは本人に聞かない限り何が事実かは分からないからです。

「私が冷たい態度取っちゃったから、彼はこう思ったかな?」など勝手に憶測しても、自分がどんどんネガティブになっていくばかりで状況は解決しません。

あくまで「自分が何をしてどう感じたのか」を振り返るようにしましょう。

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スモールステップで対策法を探す

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スモールステップを作って現在の問題への対策法を探っていきましょう。

なぜなら、いきなり高い理想を掲げてしまうと「やっぱ私にはできない!」と挫折する可能性が高くなってしまうからです。


例えば、

約束をするたびにドタキャンしてくる友達に困っている場合。


自分の理想像を「もっと自分の思ってることをはっきりと伝えられる人」とするなら、

「きっと、自己主張をはっきりできる人だったら、

『どうして〇〇ちゃんは毎回自分から約束をしてきては、直前になっていきなり予定をキャンセルするの?
私にも他の予定があるから急に予定が変えられると困るんだよね。』


とか言えるんだろうな〜。」

と考えます。


「でも、私にはそんなにはっきり言う勇気はない…友情を壊したくないし…。じゃあ、せめて

『〇〇ちゃんにいつもドタキャンされるとき、私あまりいい気分しないんだよね。
もし次予定がキャンセルになるなら前日じゃなくて1週間前に伝えてくれるとすごく助かるなぁ。』


って言ってみようかな?

というように、より難易度の低い自分が言いやすい方法を見つけることができます。

人は一度経験したことに対しては免疫がついて強くなるので、次にまた同じ状況に遭遇してもそのときはもっとはっきりと自己主張ができるようになっているはずです。

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理想の自分を演じきる

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理想の自分を演じきりましょう。

なぜなら、そうしないといつまでたっても相手に振り回されてばかりの関係から抜け出せなくなるからです。


友達からいつものドタキャンメールが来たときや、毎回のデートで自分の話ばかりする彼氏に対して、「どういう自分でいたいか?」を考えたら(詳しくは1.1「どんな自分でいたいか?」を決める を参照)、その理想の自分を演じきってください。


「友達とのメールのやり取りが続いている間」「彼氏とデート中」はなるべく、ずっとそうするのが好ましいです。

はじめは疲れるし大変です。

「彼氏と会うたびに演じてたらデートが楽しくなくなる。」と思う人もいるかもしれません。


人は自分の口から発せられた言葉や自分が起こした行動を一番信じると言われています。


ポジティブな言葉がけや行動を意識的にわざと行なっていても、回数を重ねるにつれてだんだんとそれが慣れてきてやがてスムーズに楽にできるようになります。

そして何度も繰り返すことで「なりたい理想の自分に向かって少しずつ成長している」という実感が得られるようになって、相手から振り回されることが少なくなっていきます。

さいごに

相手に振り回されているときは「もううんざり…」という気持ちになりがちですが、そこを抑えて「どうやったら自分が変われるか?」と考えてみると状況への改善が見られる可能性が高くなります。


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